マスキングテープの発祥は日本なの?
マスキングテープは「Washi tape(和紙テープ)」と呼ばれることがありますが、日本発祥なのでしょうか?この記事では、私たちを魅了してやまないマスキングテープの歴史や魅力に改めて迫ります。
もともとは養生資材
工作や装飾、アートなど、どんな用途にも使うことができる「マステ」は、2000年より前はまだ世に存在せず、マスキングテープといえば「養生テープ」を指す言葉でした。
とはいえ発明者は日本人であったとも言われています。
日本では、1918年に日進工業合資会社の芳川作次郎が紙絆創膏・紙テープの実用新案を登録、1938年に日本粘着テープ工業株式会社(現寺岡製作所)が塗装用火薬包装用として和紙製のマスキングテープの製造を開始した。これ以降、世界で和紙製のマスキングテープが使われるようになった。
mt(エムティー)の誕生
一方、私たちがジャンクジャーナルやスクラップブッキングで利用する「おしゃれな図柄のマスキングテープ」が世に出たのは、2008年のことです。
1923(大正12)年創業の「カモ井加工紙 株式会社」は、工場見学に訪れた女性たちと共に、新たな視点で新しいマスキングテープづくりをはじめました。それが知る人ぞ知る「mt」ブランドのはじまりです。
試行錯誤を続け、2008年に文具・雑貨向けマスキングテープ「mt」20色を発売。日本の伝統色である臙脂(えんじ)や牡丹(ぼたん)など、工業用テープにはない繊細な色合いが並んだ。評判は口コミやSNSで一気に広がり、その年にグッドデザイン賞を受賞した。
それから十数年。mtは多くの人を魅了し、世界中のスクラッパー(スクラップブッキングを楽しむ人)やジャンキー(ジャンクジャーナルを楽しむ人)に無くてはならない存在になりました。
ピンタレストとマスキングテープ
mtが日本からマスキングテープの革命を起こす一方、海外での反応は当初「アーティスト用の特別仕様のマスキングテープ」でした。
それが一気に広がりを見せたのは、2010年にサービスを開始したPinterest(ピンタレスト)がきっかけだったとも言われています。
当時、初めてマスキングテープを見たスクラッパーやジャンキーは、その多彩な色使いやクリエイティブな模様に衝撃を受けたはずです。今でもPinterestの「Washi Tape」の検索結果には、多くのアイデアが広がっており、見飽きることはありません。
#マステ沼
マスキングテープは、扱い易さ、種類の豊富さ、買い求めやすさなど魅力に溢れ、その素材も年月を追うごとに増えています。
当店tyiashop(ティアショップ)でもいくつかマステを扱っていますが、調べれば調べるほどマスキングテープは奥が深く、instagramのハッシュタグ「#マステ沼」が人気(?)を博していることも納得であり、その沼に自分たちの足が沈んでいることを認めざるを得ません。
tyiashop オリジナルマステ
当店tyiashop(ティアショップ)では、マステへの愛を抑えられず、とうとうオリジナルのマスキングテープを制作いたしました。
「ジャンクジャーナルを楽しむためのマステ」をコンセプトに、マステ沼の中心で叫ぶ私たちの愛を、是非お試しください。